映画見終わって帰宅して速攻で右手中指をザックリ切っちゃいました…あ、厚紙で。痛い痛いッ…ホント痛いコレ……!キーボード打ちにくいよう。(ただでも誤字王なのに。)
で。映画です。Lです。
一言で言えば、
や ら れ た … … ! !
上手い。ビックリした、上手い。
私は映画の感想を書くと「何様ですかオマエ」ってな感想にばかりなってしまってアレなのですけれども、ホントに凄い。
な、泣いた……別に監督は泣かせる気なんてないんだろうシーンで泣いた…
私は原作派ではないので(原作は途中で読むのを辞めました。/色々納得できなくて。)一層良かったなと思うのかも知れませんけれども。これは良かった。
ただ、見る前から友人に言われて覚悟していたのですけれども、グロかったです。
しょっぱなからアレでしたので、『ちょ、いきなり胸クソ悪ィ!』と思いつつ。
Lのキャラ作りは、松山さんご本人がされたのでしょうか。
だとしたらすごすぎる。演技だけでもスゲェのに。
あ、松山さんじゃねぇ。Lだ。と思わせる演技が出来る方だと思う。
前に言われた事なんですけれども、
「その演技じゃただの○○(本名)じゃねーか。作品の中にいるのはお前じゃない。歩き方、呼吸の間、行動。指一本の動かし方まで、お前とは違う人間なんだ。
お前のままで演じようとするんじゃない。」
松山さんのLを見てると、あの先生が言っていた意味がよく判る。
そんで、そういう演技が出来る人っていうのは、プロの中でも少ないと思う。
…すっげぇ。あの人ホントにすげぇ。
感情表現を顔芸にしてしまう役者さんは多いのですが、Lは無表情である事が多い。でも、ちゃんと心は動いているのワケだから、演じる側としては大変難しい役なのだろうと思うのです。見ている側に、心の動きはちゃんと伝えないといけないワケですもの。
難しそうだなぁと思うのです、が。
…ちゃんと伝わるんだもんなぁ……ズルいよもう。何だよもう、もう。そういうトコに泣かされるんだ。
映画を見終わって一番最初に思ったのは『悔しいなぁ』でした。
駄目なトコロを探そうとしても、それで思いつくのは『Lファン狙いすぎじゃね?』っていう、ほんの一撮み程度のLのシーン。
ニアの存在には驚かされましたが、そもそも結末が原作とは違うのだから、コレもアリかな、と。
やっぱり納得して見られるのは映画の方じゃないかなぁ。まぁ、Lではなくデスノートの方には、矛盾が一つ残っているけれど。そこを見るのは役者じゃねぇ。
これだけ書いておいて何なのですが、私はデスノートのファンではないし、Lのファンでもありません。
ただ純粋に、一つの映画として、コレはやられたなぁと思うのです。
気持ちが悪くなったり痛かったりホラーじゃねけんだからさぁ!と叫びたくなったりなシーンも多々あって、未だにちょっと気持ちが悪いのですが、終わりが綺麗。起承転結のハッキリした映画だったなぁ。
…ちなみにエキストラには古賀プロさんの名前も。そりゃ上手いよ…!!
……唯一の疑問は、ワタリと、あのコの父親はどうやって知り合ったんですかっていう…
血とかグロイの駄目な人は、ちょーっと遠慮しておいた方が良いかも知れません。私はあんまりにも真っ青になったが為に、劇場から駅までの短い間で、「占い師の勉強をしているんですが、何か不幸な事でも?」、やら、「随分お悩みみたいですね、どうしたんです?」やら、「大丈夫?」などといった声をかけられてしまいました、よ。蹴り飛ばしてやりたかった。(ちょ、暴力反対。)
バイオハザード的なグロさです。お気をつけて!!
さて、ちょっと休もう。夕飯作るまでに気分を元に戻すぜヒャッホウ…!!
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